コラム
現在、クライアント企業の採用活動を手伝っております。1人で税理士事務所とコンサルタントをやっている私としては、本格的な採用活動に携わるのは、初めてです。その中で思ったこと感じたことを少し。
まず第1に、従来のハローワークや求人広告では、なかなか応募者数も少ないこと、希望の人が集まりにくいこと。これは、以前からクライアントとの話の中でよく聞いていたことではありますが、実際にやってみても、同じような状況でした。そして、LINEを活用しての募集から、かなり優秀な応募者が集まってきました。求人広告のやり方についてもSNSの波はかなり押し寄せてきていますね。商品広告や企業広告と似たような状況になっています。
そして、2つ目。これは知らなかったのですが、政治宗教思想以外にも、面接のときに聞いてはいけないワードがかなりあったこと。例えば、出生地や本籍、家族に関すること、住宅状況に関することなどなど。履歴書と職務経歴書と面接だけで判断するのは、なかなか難しそうです。企業を取り巻く労働法は、ハラスメント問題・働き方改革・不当解雇・残業代未払いなどなど、益々企業側が慎重に対応しなければいけない時代になってきています。
3つ目に、優秀な人材を確保したり、パートナーシップを結ぶ時にも、商品を購買する消費者・顧客にアプローチするかの如く、ターゲットを絞って採用する必要があること。ここにもランチェスター戦略的な発想が必要になりそうです。
今回、様々なチャネルから募集して、面接をしました。「地域戦略」ではないですが、結果的に採用したのは、自転車で通える距離の方、2名でした。今後どうなっていくでしょうか?