麻雀と経営
2024.09.0210:28
カテゴリー:コラム
この年齢になって、「フリー雀荘」に初めてデビューしました。賭け事ではなく、月間MVPを目指して熱心に通うプレイヤーたちが集まる場所で、Mリーグに出るプロもおり、非常にレベルが高いです。最初のうちはボコボコにされ悔しい思いをしましたが、次第に勝つことも増え、最近は面白くなってきました。
麻雀は、34種類136枚の牌を使ったゲームで、見えている牌と見えていない牌を推測しながら、確率や統計に基づいた戦略を展開します。初心者がいない雀荘では、基本的な知識を持った者同士が対戦するため、非常に高いレベルの戦いが繰り広げられます。
ランチェスター戦略の先生から「敵も学んでいると思って、自社の戦略を考えよ」と教わりましたが、麻雀も同様です。
100,000点の点棒をめぐってのゼロサム型(勝ちと負けの総和がゼロになる)のゲームであり、自分の持ち点と他者の持ち点の状況に応じて戦い方が変わります。この点は、ライバルのシェア状況により戦い方が変わるランチェスター戦略と非常に似ています。また、陽動作戦や誘導作戦といった戦術も共通します。
そして、最後は流れ・勝負運・勝負勘がものを言います。
勝てないときはどうしても勝てないので、じっと耐えて負けが込まないようにする必要があります。逆に、勝っているときは流れに乗ることが重要で、その流れに逆らうとツキが逃げてしまいます。経営と麻雀の共通点を感じながら、日々楽しんでいます。